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To Dear Babies

胎児水腫となって産まれた4人の子供達。

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9/9 命日 

Posted on 22:59:22

今日は稟菜の命日。
仕事なんてする気分ではない。
家族でお寺に行ってお参りして
稟菜の事を想いながらゆっくり過ごす。
DSCF4817.jpgDSCF4819.jpg

今はまだ「ありがとう」とは言えない。

9月9日が近づくにつれて
祭壇で手を合わせるたび
後悔と自責の念がよみがえる。

おそらくこれからも
「ごめんなさい」と想い続け生きていく。


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3/22 悠2歳 

Posted on 18:42:26

君はもう稟菜は戻ってこないと教えてくれた。
君が男の子と知った時、そう思った。

君はママの命を救ってくれた。
羊水塞栓で生死を分ける時に
君は産まれそうで産まれなかった。
そのまま産まれなければ
ママの命は危険だと知らされた。

しばらくして君は産まれた。

そして君は
結哉を授けてくれた。


一番短い時間しか一緒にいられなくて
一番何もしてあげられなかったのに
君はいろいろと授けてくれた。

本当にありがとう。
いつまでも忘れない。



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5/22 産後健診 

Posted on 16:16:12

2回目の産後健診を受けた。
採血を行い、多量の輸血をうけたことによる肝機能の異常がないか検査をする。
肝機能に関して特に問題はなかった。

ちょうど1か月経ったころ生理がやってきた。
もうすぐ2回目の生理も来るころ。
主治医によれば体は順調に回復しているという。


浜松医大での検査の結果、羊水塞栓症で間違いないとの事だった。
病理学的には、肺や子宮の毛細血管に塞栓が起こっていることを確認し
羊水塞栓症の原因物質を検出することで確定する。
これは生きているうちには無理なことで
今回は血清学的に羊水塞栓症の原因物質が血中に大量に認められたこと、
症状がその他の病態では説明がつかないことで確定に至った。
詳しくはこちら

羊水塞栓症になれば、80%の人が亡くなってしまい、20%の人が助かる。
胎児水腫という稀なことが4回続き
その上、非常に稀な羊水塞栓症が起こり
そして稀に助かった。
良いことならともかく
なぜこんなにも稀なことが起こるのだろうか。


主治医から「次の子」について話があった。
先生としてはどうお考えか尋ねた。

いろいろとありすぎるくらいあったけど
何とか元気な赤ちゃんを授かってほしいと願っている。
その権利は誰にでもあるあずだから。

その思いが嬉しかった。
本当はもう子供は諦めようと思っていた。
だけど、そんな思いに答えようと
もう一度だけチャレンジしてみようと思った。
それまで、主治医には病院を辞めないでほしいと伝えると
「まだいるよ」と笑顔で答えてくれた。
普段の診察中はシビアな姿ばかりだけど、
リラックスした笑顔にはいつもの威厳はなく
どこにでもいるおじいちゃんのような優しい笑顔だった(怒られる?)

ただ、次の子も胎児水腫となり
17週くらいで胸水が溜まるようだと
妊娠の継続を中断することを考えたいとの事だった。
それは、胎児水腫の赤ちゃんの胎内死亡が
羊水塞栓症の因子になりうるのではないかと考えているようだ。

羊水塞栓症とよく似た症状で死胎児症候群がある。
胎内死亡となった赤ちゃんが長い期間胎内に留まると
胎児成分がお母さんの血中に入りショック症状となりDICなどを引き起こす。
通常5日間くらいでは死胎児症候群とはなりえないが
胎児水腫という通常ではない状態の赤ちゃんが胎内で亡くなることで
死胎児症候群の因子が急激に高まり
そこに分娩の子宮収縮により子宮内圧が高くなり羊水塞栓症のリスクが高まる。
そんな可能性を考えているのだろう。

でも、せっかく授かった命を
しかももう最後になるであろう命を
途中で投げ出すことを前提に新たな子を望む気にはなれない。
まだ妊娠もしていないので結論を急ぐこともない。
今はそうならないことを願って
その時が来たら話し合って何とか途中で諦めないように出来ればいい。






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4/3 産後検診 

Posted on 23:26:36

主治医の産後検診を受ける。
採尿採血を行い、子宮内の状態をエコーで診る。

血液検査では、主に肝機能と貧血の状態に注視した
ヘモグロビン値は11になっていて、貧血は改善されていた。
肝機能も問題ない。
エコーでは悪露が写っていたので処置を施し
排出をうながした。
大量の輸血を行ったため
拒否反応を起こして肝機能障害になる事がある。
2ヵ月後に再検査を行い問題ないことを確認する。


「さて、今後の事なんだけど次の子はどうしようか。
 遺伝診療を受けるのもいいかと思うけど。」

思いがけず次の子について切り出された。
信頼する主治医に「次の子」と言われ心が揺らいだ。

悠がお腹の中で心拍を止めてしまった時
もう次の子を望むのは止めようと考えていた。
胎児水腫になる事がわかっていて
無事に産まれる可能性が低い事がわかっていて
子を望むのは
子供達に申し訳ないと思った。

主治医の「次の子」は
それを加味しての「次の子」とも受け止められ
何とかして子を抱かせてあげたいという思いが垣間見えて
少しうれしかった。


現状では子を望む事は考えられないけれど
2ヵ月後の検診時に
僕らの想いや主治医の考えについて
話し合いたいと思っている。


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お別れ 

Posted on 23:42:42

棺を用意し悠を納め
用意していた花で悠の周りを飾る。
小さな棺はすぐに花でいっぱいになった。

小さな棺を持って火葬場へ向う。
胎児の火葬は朝一番の温度の低いうちに行われる。
僕らのほかには誰もいない静かな火葬場。

火葬の前に最後のお別れをする。
家に居るときには平気だったのに
ココに来るとやっぱり悲しみが込み上げてくる。
動かなくてもいいから
いつまでも一緒にいたい。
涙が止まらない。


悠くんへ
君が来てくれたおかげで
稟菜がいなくなって沈んでいた気持ちに
明るい灯が灯ったんだ。
夢と希望をもたらしてくれてありがとう。

25週と短い間だったけど
本当にがんばったね。
いつか必ず会いに行くから
その時まで
茜凜と洸と稟菜と
一緒に待っていてね。




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悠 帰宅 

Posted on 23:53:38

火葬の手続き、行政の手続きが整ったので
悠を病棟に迎えに行き
自宅に迎え入れた。

短い間だけど、自宅で一緒に過ごし
悠の笑顔はどんなだろう、
泣き声はどんなだろうと想いをめぐらせます。



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3/27 退院 

Posted on 23:39:06

主治医の診察を受けに外来を受診する。

最終的な決定は浜松医大での検体の検査結果次第だが
今回の急変の原因は当院での検査結果と状況から
羊水塞栓症でほぼ間違いない。
子宮収縮の圧力で母体の血管内に羊水成分が入ってしまったのだと思う。
産科でも色々と症状があって危険もあるけど
羊水塞栓症は一番危険な症状で
メカニズムが良くわかっていないものの1つ。
羊水塞栓症は3万分娩に1例と言われるくらいの非常に稀な症状で
致死率80%くらいの非常に危険な症状。
意識を失って、おそらく20~30分経っていたと思うけど
正直もうダメかと思った。
でも、戻ってきてくれて
対処も早くできて
無事にいてくれて
本当によかった。

子宮の戻りはいい。
まだ中に悪露が貯まっているので
よく動いて出すようにしてほしい。
というわけで今日退院していいですよ。

というわけで今日退院した。
まだ行政の手続きが済んでいないので
悠は明日まで病棟に預かってもらう事にしています。


当の本人は意識を失っていたので状況はよくわかっていない。
でも、会う看護師や医師は口をそろえて同じ事を言う。
とても大変だったね。無事でよかった。。と。

本当に無事でよかった。


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3/22 容態安定 

Posted on 10:56:31

11:30
  再び分娩室に案内される。
  状態が落ち着き面会が許可された。
  分娩室はICUのような状態になっていた。
  医師が2人看護師が2人
  両腕から輸血を行っている。
  他にも点滴ラインが数本確保されている。
  心拍、血圧、心電図、呼吸、サチレーションのモニターが状態を監視している。
  心拍数は100以上と早いのが目に付く。
  手を触ると物凄く冷たい。
  電気毛布や赤外線ヒーターで暖める処置をしているものの 
  口元はガタガタと震えている。
  意識はあるけど苦しそう。

12:00  
  出血量の確認をしていた。
  前の1時間で600cc。
  この1時間では300ccだった。
  出血量は徐々に減ってきている。
  輸血量は1000ccに達した。
  
14:00
  追加の輸血がオーダーされる。
  診察や処置が行われるため
  病室で待つ。

18:00頃
  病室に戻ってきた。
  点滴は繋がれていて、輸血は終っていた。
  輸血はトータル1400cc以上行ったようだ。
  意識もあり会話もできる。
  安静状態ではあるが水は飲めるようになった。

  
この日赤ちゃんに会うことは出来きなかった。
翌日以降、起き上がれるようになってからゆっくりと会うことにする。

名前をまだ決めていなかったので
あらかじめ考えていた候補から名前は
「悠(ゆう)」 
に決めた。
漢字の意味は「どこまでも続くさま」。
いつまでもどこまでも君への想いは忘れない。

 

 
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3/22 急性期 

Posted on 01:23:49

朝~8:00
 分娩に向けて準備が始まる。
 陣痛促進剤を使用し陣痛がついてくる。

8:00過ぎ
 洸の時より痛みが早くついてきたので
 今回は早く産まれそうだとメールが来る。
 午後に面会に行く予定だったが
 10時には行くように変更した。

8:50頃
 産科病棟から電話連絡が入る。
 「状況が変わったからすぐに来て欲しい。」
 ちょうど準備が整った時だったのですぐに家をでる。
 もしかしてもう産まれてしまうのかと少々慌てる。

9:30
 病棟到着。
 ナースステーションの左手方向の個室
 ココにいるはずだが誰もいない。
 部屋の扉は空きっ放しになり術着が床に投げ出され
 どこかざわついた雰囲気が残っている。
 もう、分娩が始まってしまったのかと少し後悔した。
 ナースステーションから奥の分娩室に案内される。
 分娩室エリアの入り口で靴を履き替え
 術着を羽織ると主治医が飛んできた。
 「とても大変な状況になっている。」
 そんな感じだったと思う。
 「陣痛促進剤を入れてしばらくして
  看護師が血圧を測りに行くと突然意識を失った。
  血圧を測るが測れないほど低下していた。
  意識はすぐに取り戻したが、破水して
  そのあと出血が止まらなくなった。
  血液検査をすると血小板が通常は10万はあるはずが
  3万しかなかった。
  DICに陥っている。
  可能性として羊水塞栓症が考えられ
  これは命に関わる状態。
  今は輸血や血小板の補充などを行い処置をしている。
  赤ちゃんは足だけ出ている状態。
  何とか自然に出てきてくれないと困る。
  DICに陥っているので帝王切開は出来ない。
  出血が止まらないのにそんな事はできない。
  出産がうまくいっても子宮の収縮が悪くなる事もある。
  可能性は低いが、その場合は子宮摘出になるかもしれない。」 
  そんな事を矢継ぎ早に説明された。
  生存の可能性と後遺症の残る可能性をたずねた。
  「そんな事が起こってしまわないよう処置中です。
   心配だけどもうしばらく待っていてください。」
  そういい残して分娩室に駆け込んでいった。
  僕はロビーに戻る。
  ロビーでは色々と考える。
  妻は行ってしまうのか。
  行けば稟菜に会えるのではないか。
  でも、行くにはまだ早い。
  行ってもらっては困る。
  そんな自分勝手なことを考えていた。

10:40頃
  主治医に呼ばれる。
  「赤ちゃんは産まれた。
   輸血や血漿の補充で血液中のデータは良くなっている。
   たまたま看護師の目の前で意識を失ったので
   すぐに対応できたのがよかった。
   急性期は脱したもののまだ余談は許さない。
   羊水塞栓症なのかはすぐにはわからない。
   日本で検査できるのは浜松医大だけなので
   血液の検体を浜松に送った。
   羊水塞栓症とはお母さんの血管に(主に子宮の血管から)
   赤ちゃん由来の物質(羊水中に浮遊する皮膚などの細胞を含む物質)が
   進入してアナフィラキシーショックを起こしDICに陥る症状。
   何故羊水塞栓が起こるのかはよくわかっていない。
   発症するのは分娩3万例に1例くらいの稀な事。
   退院までに色々と検査をする必要がある。
   分娩して翌日退院の予定でしたけど
   少々入院が長くなると思っていてください。
   状態が落ち着いたらまたお呼びします。」
   
   とりあえず一安心する事ができた。
   何もないことが大多数なのに
   何で稀な事がこんなにも多く起こるのだろう。
   不公平すぎやしないかと
   もし神がいるのならその理由を聞いてみたい。   
   

 
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3/21 再入院  

Posted on 23:50:52

赤ちゃんの出産の為
再度入院をした。

医師からは
赤ちゃんは心拍を停止しているため
お母さんの負担軽減の為にも経膣分娩を行う。
帝王切開を経験しているため
子宮破裂のリスクが高いので
お産はゆっくり2日ぐらい時間をかける予定でいる。

21日はのんびりとすごし
夜にラミナリアの処置を施した。
生まれるのは23日金曜か早くても22日夕方かと思い
その日は帰宅した。


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