茜凜が産まれて2ヶ月と4日が経っていた。
妻も順調に回復していてそろそろ2回目の生理も
来るだろうという頃だった。
3月30日は茜凜の出産予定日で僕らはこの日を楽しみにしていたし、
この日を境に明らかに生活は変わると思っていた。
しかし、この日を迎えても期待していたことは起こらず、
変わったのは部屋に小さな白い壷と白い木の位牌が増えたこと
絶えることなく花が部屋に飾られるようになったことだった。
この日の為に買い揃えたチャイルドシートや衣類等もビニールをかぶったまま部屋にある。
こんなはずでは。。。との想いが込み上げ気持ちは落ち込む。
7月7日、洸の予定日ももうすぐやってくる。
今度はどんな感情が込み上げてくるのか。
今回はどこか旅行にでも行こうかと思っている。
どうせなら、子宝に恵まれるような場所に行って
茜凜と洸の妹か弟を授かるように祈願しようと思っている。
妻も順調に回復していてそろそろ2回目の生理も
来るだろうという頃だった。
3月30日は茜凜の出産予定日で僕らはこの日を楽しみにしていたし、
この日を境に明らかに生活は変わると思っていた。
しかし、この日を迎えても期待していたことは起こらず、
変わったのは部屋に小さな白い壷と白い木の位牌が増えたこと
絶えることなく花が部屋に飾られるようになったことだった。
この日の為に買い揃えたチャイルドシートや衣類等もビニールをかぶったまま部屋にある。
こんなはずでは。。。との想いが込み上げ気持ちは落ち込む。
7月7日、洸の予定日ももうすぐやってくる。
今度はどんな感情が込み上げてくるのか。
今回はどこか旅行にでも行こうかと思っている。
どうせなら、子宝に恵まれるような場所に行って
茜凜と洸の妹か弟を授かるように祈願しようと思っている。
茜凜が誕生してから一ヶ月が経ち産後の検診に行った。
病院にはほかにも一ヶ月検診で来ているであろう人が
まだ首のすわっていない赤ちゃんを抱いてまっている。
茜凜はなぜ、と思わずにはいられない。
検診の結果妻の体は順調に回復している。
胎児水腫となってしまった原因はわからないが、
染色体異常はないので二度続く事はまずないでしょう。
生理が二回来たら次の妊娠も考えてもいいでしょう。
そんな話だった。
続く事はないと言われても不安は完全にはなくなりはしなかったが、
やはり次の子は直ぐに欲しかったので、
2ヵ月後、不妊治療を開始する為
茜凜を授かる事ができた産婦人科病院に再通院する事にした。
病院にはほかにも一ヶ月検診で来ているであろう人が
まだ首のすわっていない赤ちゃんを抱いてまっている。
茜凜はなぜ、と思わずにはいられない。
検診の結果妻の体は順調に回復している。
胎児水腫となってしまった原因はわからないが、
染色体異常はないので二度続く事はまずないでしょう。
生理が二回来たら次の妊娠も考えてもいいでしょう。
そんな話だった。
続く事はないと言われても不安は完全にはなくなりはしなかったが、
やはり次の子は直ぐに欲しかったので、
2ヵ月後、不妊治療を開始する為
茜凜を授かる事ができた産婦人科病院に再通院する事にした。
茜凜が誕生した記念にメモリアルベアを作りました。
普通の赤ちゃんは50センチ前後ですが
茜凜は40センチだったので普通より小さい為
身長と体重を指定できるこちらのベアを選びました。

足の裏にはこのベアーのシリアルナンバーと
名前、生年月日、生まれたときの体重、時間が記されています。

このベアのおかげで今でも茜凜の重さと大きさを感じることができます。
普通の赤ちゃんは50センチ前後ですが
茜凜は40センチだったので普通より小さい為
身長と体重を指定できるこちらのベアを選びました。

足の裏にはこのベアーのシリアルナンバーと
名前、生年月日、生まれたときの体重、時間が記されています。

このベアのおかげで今でも茜凜の重さと大きさを感じることができます。
茜凜が小さな白い壷の中に納まってから
私達夫婦と茜凜との生活が始まった。
茜凜は見えないけど私達の中には存在している。
だけどそのことをわかってもらえない事が数多くあった。
火葬を行うと世間の流れとして納骨をするのが一般的だそうですが
私達は別れたくないので納骨はしていません。
私達夫婦のどちらかがお墓に入る時に一緒に入れてもらうつもりです。
僕の親には納骨はするのか、法事をするのかとか言われていました。
私達にはそんな事はどうでもよくて茜凜のお骨は手放したくないのです。
そんな感情はやはり子供を亡くした両親にしかわからないのでしょう。
僕の両親は本家が世話になっているお坊さんに茜凜の事を
どうしたらいいか相談したようです。
お坊さんは
「ご両親のお好きにさせてあげるのが一番ですよ。
お経が欲しければいつでも来てくれればいいし
納骨もしたいときにすればいい。」
と言われ納得したようです。
さすがは坊さん。いい事言うな、って感じです。
私達に信仰する宗教があればそれに従うでしょうが、
世間の風潮や形だけで納骨という方向に流されては
この先後悔するだけだと思っています。
茜凜は私達の宝です。
親といえど私達以外の人に扱いを左右されたくはありません。
今でも毎月茜凜の誕生日には簡単ですがお祝いをしています。
私達夫婦と茜凜との生活が始まった。
茜凜は見えないけど私達の中には存在している。
だけどそのことをわかってもらえない事が数多くあった。
火葬を行うと世間の流れとして納骨をするのが一般的だそうですが
私達は別れたくないので納骨はしていません。
私達夫婦のどちらかがお墓に入る時に一緒に入れてもらうつもりです。
僕の親には納骨はするのか、法事をするのかとか言われていました。
私達にはそんな事はどうでもよくて茜凜のお骨は手放したくないのです。
そんな感情はやはり子供を亡くした両親にしかわからないのでしょう。
僕の両親は本家が世話になっているお坊さんに茜凜の事を
どうしたらいいか相談したようです。
お坊さんは
「ご両親のお好きにさせてあげるのが一番ですよ。
お経が欲しければいつでも来てくれればいいし
納骨もしたいときにすればいい。」
と言われ納得したようです。
さすがは坊さん。いい事言うな、って感じです。
私達に信仰する宗教があればそれに従うでしょうが、
世間の風潮や形だけで納骨という方向に流されては
この先後悔するだけだと思っています。
茜凜は私達の宝です。
親といえど私達以外の人に扱いを左右されたくはありません。
今でも毎月茜凜の誕生日には簡単ですがお祝いをしています。
茜凜が産まれてからお別れまでに残せる物は残さなければならなかった。
最初は看護師さんからの提案で色々とすることができた。
看護師さんからの提案がなければ残せなかっただろう物が沢山ある。
まず、おっぱいをくわえさせ、茜凜が持っていけるよう
母乳を絞って小瓶に入れてくれた。
その際
「茜凜ちゃんの為におっぱいをいっぱい用意してくれたよ。」
と優しく声をかけてくれた。
手型足型を残す事を教えてくれたのも、
髪の毛を持ち帰る事を教えてくれたのも看護師さんだった。
この時この大学病院ではへその緒は渡していなかった。
けれども、へその緒をくれた。(現在は渡してくれるらしい)
当時は感じなかったのですが、この大学病院での対応は
とても良かったです。
他の病院でのお話しを拝見するとなくなった新生児や死産の子を
物扱いで処理する個人病院総合病院等があるようです。
最初は大学病院は機械的なイメージがあり
出産なんて考えられなかったのですが
今ではさすがは有名大学病院だと関心しています。
最初は看護師さんからの提案で色々とすることができた。
看護師さんからの提案がなければ残せなかっただろう物が沢山ある。
まず、おっぱいをくわえさせ、茜凜が持っていけるよう
母乳を絞って小瓶に入れてくれた。
その際
「茜凜ちゃんの為におっぱいをいっぱい用意してくれたよ。」
と優しく声をかけてくれた。
手型足型を残す事を教えてくれたのも、
髪の毛を持ち帰る事を教えてくれたのも看護師さんだった。
この時この大学病院ではへその緒は渡していなかった。
けれども、へその緒をくれた。(現在は渡してくれるらしい)
当時は感じなかったのですが、この大学病院での対応は
とても良かったです。
他の病院でのお話しを拝見するとなくなった新生児や死産の子を
物扱いで処理する個人病院総合病院等があるようです。
最初は大学病院は機械的なイメージがあり
出産なんて考えられなかったのですが
今ではさすがは有名大学病院だと関心しています。
とうとう火葬の日がやってきた。
霊安室で茜凜と対面する。この時が最後の抱っこだ。
もう手を触ることも足を触ることも顔を見ることもできなくなってしまう。
そう思うと涙が止まらない。
やがて小さな棺が用意された。
茜凜はこの中に納められ焼香が始まった。
自分達の両親病院関係者が焼香をする。
最後の焼香が終わり自分達の車に乗せて火葬場まで向った。
このまま家まで連れて帰ってしまおうかとも思った。
だけども火葬場についた。
お経が始まり焼香を行いやがてお経も終わる。
最後のお別れがやってきた。
本当に本当の最後の別れだ。
茜凜の小さな棺の前に立つ。妻と僕は涙が止まらない。
それを見ている家族は涙を隠そうとしているのか下を向いている。
甥(5歳)は状況もわからないだろうけど赤ちゃんを見に来ている。
甥は赤ちゃん好きだ。「赤ちゃんまだ寝てるね」などと言っていた。
今でもこんな事を書きながらも思い出すと涙が止まらない。
やがて小さかった茜凜はさらに小さくなってしまい、白い壷に納まってしまった。
僕は入院翌日からこの日まで病院に寝泊りしていたが、
小さくなった茜凜を連れて自宅へ帰った。
そして数日後妻も退院した。
霊安室で茜凜と対面する。この時が最後の抱っこだ。
もう手を触ることも足を触ることも顔を見ることもできなくなってしまう。
そう思うと涙が止まらない。
やがて小さな棺が用意された。
茜凜はこの中に納められ焼香が始まった。
自分達の両親病院関係者が焼香をする。
最後の焼香が終わり自分達の車に乗せて火葬場まで向った。
このまま家まで連れて帰ってしまおうかとも思った。
だけども火葬場についた。
お経が始まり焼香を行いやがてお経も終わる。
最後のお別れがやってきた。
本当に本当の最後の別れだ。
茜凜の小さな棺の前に立つ。妻と僕は涙が止まらない。
それを見ている家族は涙を隠そうとしているのか下を向いている。
甥(5歳)は状況もわからないだろうけど赤ちゃんを見に来ている。
甥は赤ちゃん好きだ。「赤ちゃんまだ寝てるね」などと言っていた。
今でもこんな事を書きながらも思い出すと涙が止まらない。
やがて小さかった茜凜はさらに小さくなってしまい、白い壷に納まってしまった。
僕は入院翌日からこの日まで病院に寝泊りしていたが、
小さくなった茜凜を連れて自宅へ帰った。
そして数日後妻も退院した。
霊安室に行ってしまって火葬の日取りを決めなければならなかった。
火葬なんてしなくていいからつれて帰りたいと思った。
しかしそうもいかず日取りが決まった。
この日までに出生と死亡の届けを出さなければならない。
翌日茜凜の出生と死亡の届けを出しに行くことになった。
出生届けを出した時点で住民票と戸籍謄本を取ろうと思っていた。
死亡届けを出してしまうと住民票には載らなくなってしまい
戸籍謄本には除籍となってしまうからだ。
住民票は出生届けを出した時点ですぐに取れた。
生きた証を手にして思わず涙が出た。
戸籍謄本もそのまま市役所で取ろうとしたが
本籍地が実家だったのでそちらの役所に行かないと取れなかった。
しかたなくそのまま死亡届けを出した。
このあと戸籍謄本を取るために奔走することになる。
翌日に実家の役所に行くが隣町の市役所から出生死亡の届けは
1週間位しないと届かないという。
届いてしまうとすぐに処理していまい除籍になってしまう
可能性が高い。
そんなこんなで何とか戸籍謄本を手に入れた。
火葬してしまうと抱っこする事も写真を取ることも出来なくなる。
本当に火葬せずに家につれて帰れないものかと思っていた。
火葬なんてしなくていいからつれて帰りたいと思った。
しかしそうもいかず日取りが決まった。
この日までに出生と死亡の届けを出さなければならない。
翌日茜凜の出生と死亡の届けを出しに行くことになった。
出生届けを出した時点で住民票と戸籍謄本を取ろうと思っていた。
死亡届けを出してしまうと住民票には載らなくなってしまい
戸籍謄本には除籍となってしまうからだ。
住民票は出生届けを出した時点ですぐに取れた。
生きた証を手にして思わず涙が出た。
戸籍謄本もそのまま市役所で取ろうとしたが
本籍地が実家だったのでそちらの役所に行かないと取れなかった。
しかたなくそのまま死亡届けを出した。
このあと戸籍謄本を取るために奔走することになる。
翌日に実家の役所に行くが隣町の市役所から出生死亡の届けは
1週間位しないと届かないという。
届いてしまうとすぐに処理していまい除籍になってしまう
可能性が高い。
そんなこんなで何とか戸籍謄本を手に入れた。
火葬してしまうと抱っこする事も写真を取ることも出来なくなる。
本当に火葬せずに家につれて帰れないものかと思っていた。








